タイトルに反して仕事にならない修理・改造・破壊記事を書くジャンクなblogです。

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    2004年6月2日水曜日

    AX37Plus - 噴いたコンデンサの交換修理



    ダメなものはダメ。

    某A氏のサーバが調子が悪いとの知らせを受けて診てきました。起動しないってのが症状。一応診た限りでは、見た目の異常としてコンデンサが噴いているのが認められます。
    というか、これ組んだとき既にコンデンサが膨らんでました。A氏がM氏から購入した時点で「これはヤバイすよ」と言っていたものの、一応動いていたのでそのままにしておいたものが数ヶ月の時を経て破裂したようです。
    一応、Socket370マザーボードが出ていないか中古を見て回ったりもしてみましたが、現時点でPentium3世代のボードは皆無と言っていいほど見あたらない状態。もうそんな時代じゃないのですね。Pentium4のは山ほどありましたが。

    というわけで、マザーごと交換するのは諦めて、調子の悪いAopenAX37Plusを修理することになりました。
    G-Luxcon、YEC、Lelon等のコンデンサは噴くことで有名ですね。ってことでそいうのはまとめサイトを参照。
    →電解コンデンサの大量死 テンプレサイト



    このマザーではLelonの1200μf6.3Vと1000μf6.3Vのみが見事に噴いているのでわかりやすい壊れ方です。ルビコンのも載ってはいるものの見た目上正常。Lelonのは防爆弁が開かないで底が抜けるようで、防爆弁の意味云々以前の問題のような気がします。



    ってことでコンデンサを交換するわけですが、大須では高品質なコンデンサがどこにも売ってない感じ。もしかしたらアメ横2号のパーツ屋にならあるかもしれませんが、アメ横1号のボントンでは、良いコンデンサは見あたりませんでした。てことで以前\99で買った起動しないi850のPentium4マザーをドナーにすることにします。



    コンデンサを取り外すのにこんなのを作ってみた。しかし30Wこての熱量では広いGNDパターンの部分で全然溶けないので失敗であった。130W切り替えのあるこてで片側ずつ熱して抜いていった方が簡単に抜ける。



    修理するマザーボードからLelonのを抜いてみた。文字通り底抜けですな。底を覆っているのはゴムみたいなシート。そりゃ内圧が高まったら切れ目の入ったアルミじゃなくてゴムのほうが膨らみますよねぇ。



    あっさりと交換完了。計6個、写真に写っている部分の他にもう一つ交換。たくさん載ってるルビコンのが不具合じゃなくてよかったですよ。



    ちゃんと動くのか少々不安があったものの、問題なく起動しました(祝)。
    仮にWindowsをインストールしてみて正常動作を確認、グラフィックボードの制限で懐かしいFinalRealityをループで動かして正常動作を確認。良い調子です。

    修理は\99以下で終えることができました。どうでもいい値段で売られている起動しないマザーもたまには役に立つもんです。自分の所有物以外では初めてのコンデンサ交換だったですが、ちゃんと動いてよかったですよ。
    とまぁ、役に立たないマザー修理のお話でした。


    2010.08.14追記:最近は固体コンデンサが増えてマシになったのか、頻繁に噴いたってのは聞きませんね。我ながら交換すれば直るだろうという安直さですが、実はコンデンサ交換ってのは非常に奥が深いもののようで。HDSLさんのページはユニークでものすごい面白く勉強になります。

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