なにかに文句を言ったり写真を撮ったり、ごくたまに修理(改造・破壊)記事を書くblog。

    2017年4月8日土曜日

    懐古コスプレ的ラジカセ コロムビア GP-60の修理

    畳の部屋に置いても違和感がないかもしれない蓄音機型のGP-60。音聴箱というシリーズの機種である。
    もちろんアンティークではなく実際のところはレトロっぽい形をしたレコードが乗ったラジカセ。新品当時は外装がやや凝っているのでそれなりの値段で売られていたようだ。

    この機種以降似たような機種がアジア系メーカーから多数出て、値段で太刀打ちできないデノンは製造をやめてしまったようだ。今ではよく分からないメーカー製でUSBやCD-Rなどの機能が付いた似たような機種が高齢者向けに新聞広告などで売られている。

    高齢者向けだからこそコロムビアという高齢者にはなじみのある?ブランドの音響機器がなくなったのは惜しいような気もする。現在デノンは2001年まで親会社だった日本コロムビアとは関係ないメーカーとなっているようだ。

    このGP-60はとてもまったりとした音でAMラジオやカセットやレコードといういわゆる枯れきったメディアを楽しむにはちょうど良い。スピーカーボックス裏蓋を取ると背面開放型になってさらに臨場感があるようなないようなゆるい音で楽しめる。

    GP-60は中古購入したもののレコードが回転しないという故障があったので修理してみることに。
    中でカラカラと音がするので筐体蓋を開けて振ってみるとこんな部品が落ちてきた。


    どうやらスイッチの部品のようだ。ついでに1円玉も出てきた。どちらも金属片だから変なところに挟まってショートしたらと思うとちょっと恐ろしい。昔ながらに叩いたり振ってみるのも重要なのだ。

    故障内容は単純で、ターンテーブルの回転をさせる配線のリーフスイッチが折れていただけであった。しかし単純な故障ながら田舎ではリーフスイッチの部品が見つからない。色々探してみて、amazonで見つけた中国出品のこれが該当するようだ。自動リセットのフリッパースイッチ(モーメンタリ動作)というのが機構上必要なので、どんなリーフスイッチでも良いわけではないのだった。



    待つこと2週間、中華人民共和国広東省深圳市からようやく部品が到着したので修理する。こんなことで中国から取り寄せるのも当たり前になったというか、めんどくさいだけだが町の部品屋にないのだから仕方がない。考えてみれば今は製品を製造しているのは中国なのだから部品は中国にあるのが当然なのだった。


    この二つは似ているものだけれど銅メッキされていないし、バネが堅いものになっていて反発具合が違うようだ。実際組んでみたらバネが堅すぎてレコードが回転しっぱなしになってしまった。メカのガタも含めて絶妙な反発具合でないとオフにならない。

    仕方がないのでバネだけを元のバネに交換。この辺は同じサイズで作っているので一応互換性があった。このスイッチの交換で問題なくターンテーブルが動いてくれるようになった。オートリターン・オートストップなので便利だ。

    安価なプラスチックメカに安価な針だけどそれはそれで良い感じである。ターンテーブルは多分歪んでいて回転で上下している感じ。こんなローエンドでもレコードはそれなりに楽しめてしまうのが素晴らしいところだと思った。



    2017年3月12日日曜日

    スピーカーを作ろう(ダイトーボイス DS-200FII ツイーターを作る・測定編)

    前回スピーカー箱を作ってみて、やはり高音が物足りない感じがあった。ダブルコーンのおかげでスペック上は18,000Hzとはいうものの20cmフルレンジともなると高音が物足りないのは当たり前かもしれない。

    フルレンジで作るのが簡単なのはネットワークがない点が大きい。ウーファーには低音だけ通しツイーターには高音だけ通すのがネットワークの役目で、うまく調整して比較的フラットな音を作るのが必要らしい。
    当然その辺はわかっていないので、コンデンサを挟んだだけのツイーターを追加することにした。本来はネットワークをちゃんと作ればがらっと音が変わるようだ。

    スピーカーネットワークの仕組み

    ツイーターはジャンク箱にあったもの。どこかのスピーカーから取り外したものだ。メーカーも定格もさっぱりわからないが、ツイーターであることはわかる。コンデンサもジャンク箱にあった大型のもの。475と書いてあるので4.7μFのフィルムコンデンサ。
    バッフル板はスピーカー穴をくり抜いた丸い残りを使った。スピーカー用に穴を開けて形を整える。残りなので余計な穴が開いていたりするのはご愛敬。


    ツイーターとスピーカーターミナルをネジで固定し配線を行った。


    ツイーターがついた外観。隣のスピーカーはヤマハのNS-120。自作とメーカー製が並ぶとメーカー製の見た目はさすがとしか言えない。

    • スピーカー特性の測定

    wavespectraを使い測定してみたところ、所謂かまぼこなグラフになった。
    これがモニタースピーカーなどであればしっかり20kHzまでフラットに出ているはず。このスピーカーではそういうのとは無縁なのでこんなもんだろう。ローレゾな普通の音楽では問題がないといえる。黄色線がツイーターなし、赤線がツイーターありの特性。低音のグラフは密閉箱らしいものになったと思う。

    黄色線を見るとスペック上は18,000Hzまで出ることになっている通り、グラフ上でも一応出ている。1,000Hzから見て-60dbで出ていると言えるかは微妙だが。
    赤線を見るとあまり変わっていないように見えるが10kHzから20kHzで+20dbくらいとなり10倍出るようになった。本来は20kHzあたりまでもうちょっと出ると良いけどおそらくジャンク箱から拾ったツイーターの能率が低いのだろう。

    こんなグラフでも聴いた感じではとても聞きやすくて良い。ツイーターなしの高音が出ていないのは物足りないけどあまり高音を強調するのも好みではない。多分このくらいでちょうど良いと思う。耳からしてもう20kHzなんか聞こえないし。
    • まとめ
    聞きやすい音でまったりと聞けるスピーカーができて良かった。
    ダイトーボイスのユニットは安価だし、誰が作ってもそこそこ楽しめるのではと思った。箱に凝るより大きな密閉箱で作ると良いだろう。

    2017年2月23日木曜日

    スピーカーを作ろう(ダイトーボイス DS-200FII 組み立て完成(仮)編)

    ようやく仮完成までこぎつけつつあるスピーカー記事3回目。
    • 箱を組み立てる
    箱を作る編でまだ箱を作っていないといういい加減さである。
    木工用ボンドを過不足なく塗って貼り付ける。販売店で板を精度良く切ってあれば適当に貼ってもだいたい直角が出る。カットをケチると結構いびつになりがち。今回は特に問題なく箱を作ることができた。
    • スピーカーユニットのマウント
    穴を開けたバッフル板にスピーカーを取り付ける。一応密閉箱なので隙間テープをユニットの周りに貼りガスケットとした。DS-200FIIはガスケットっぽいもの(矢印)が正面に付いているので本来はバッフル板の裏面から取り付けるべきなのかもしれない。


    今回は裏面に爪付きナットを取り付けてあるのであとは表面からネジで締めるだけ。
    • スピーカーターミナルの配線
    ターミナルは何でも良いけれど、ジャンクのJBL Control1の箱から取り外したものを流用した。50mmの穴を開けておいたので木ネジで取り付ける。スピーカーまで配線を半田付けする。
    • 吸音材を入れる
    密閉箱なので音の半分を吸収する吸音材は重要らしい。とりあえず重要性は無視しておいて入れておけば良いだろう程度にダイソーの手芸用綿を使った。グラスウールとかはあまり安全でなく使いたくないので安全なポリエステル綿。3袋づつ入れて左右で6袋分使用した。単に綿をほぐして入れるだけ。ほぐすともふもふに膨らむ。
    • バッフル板を筐体に取り付け
    箱に鬼目ナットを挿入しているので、バッフル板をネジ止めで固定する。バッフル板と箱の間にも隙間テープを貼ってガスケットとした。スピーカーを載せている台が低いのでスピーカー方向が耳の高さに向くようバッフル面を長くしている。

    • 一応の完成
    スピーカー自作は全く大したことをしていない割にはいろいろ楽しめる。カットさえ精度良くしてもらえれば後はなんとかなるものだ。

    聴いてみるとフルレンジ一発でもこれはこれで良かった。凝った方式のエンクロージャーを作るより大きめの密閉箱で作るのがオススメと書いてあるのを信じるのが正解なのだろう。とはいえ少し高音は足りないので、上の写真ではすでにツイーターが乗っかっている。
    密閉箱の低音は思ったより伸びているようだ。ピークのある目立つ低音ではないので部屋の外へは響きにくいように思った。

    いわゆるマニア向けにオーディオを突き詰めるレベルではお話にならないのかもしれないけれど、安価に簡単に作ったスピーカーとしては十分楽しめるものであった。聴いていて楽しいってのは良いものだ。

    ということで、ツイーターを作る・測定編に続く。

    2017年2月12日日曜日

    BDレコーダー SHARP BD-HDS53 BD-Rドライブの交換


    昔使っていたDLPプロジェクターをまた引っ張り出してきた。それのチューナーとして利用するBDレコーダーのBD-HDS53を買ってきた。
    HDMIが付いた地デジ/BSチューナーであればどれでも良かったのだが、安価でといえばBDレコーダーの故障品がちょうど良い。
    起動に必要なHDDは正常でリモコンも付いており録って見たら消すチューナーとしては特に問題はなかった。HDDの録画は通常通りできる。


    故障としては光学メディアが全く読み込まないというもの。実際試してみても読み込みは不良だった。
    そういえば、遙か昔にツクモかどこかで買ったSHARPのレコーダー向けBD-Rドライブが倉庫に寝ているのを思い出した。
    PCで使えないかと使ってみた記事は2011年に書いていた。その際から結局使わずに6年も寝ているわけだが自然に故障していなければまだ使えるはず。


    とりあえず開けてみると標準のBD-RはPioneerのBDR-L06SHA-XP だった。外装まで全部プラスチックでかなりコストダウンな感じのBD-Rドライブに見える。
    家電にありがちな専用フラットケーブルではなくSATAケーブルになっている。


    換装してみると、一部取り付け金具が邪魔なので切断が必要だったりケースが金属に変わりプラ用のタッピングでは付けられないためミリネジに交換が必要だった。穴位置や筐体サイズは問題なく取り付けることができる。


    BDの映画で試してみたところ問題なく認識して再生することができた。一応SHARP向けの専用ドライブで製造時期が同じであるため型番が違っても換装ができるようだ。

    BD録画も試したが、こちらも特に問題がない。これで一応は完全動作するHDD/BDレコーダーとなった。BD-Rドライブは簡単だがHDD交換でややめんどくさい手順が必要だとのことで、HDDが壊れるまではそれなりに使えるだろう。とりあえずHDDが壊れる前にHDDイメージを取っておくのがいいかもしれない。

    以上、昔買ったBD-Rドライブの在庫が6年越しに使えたというお話。

    ※換装用は入手困難かと思ったらBDR-L06SHA-XPはまだamazonで売ってた。普通に修理したい人にはこちらがおすすめです。

    2017年2月3日金曜日

    スピーカーをつくろう(ダイトーボイス DS-200FII 箱をつくる編)

    正月休みにスピーカー作るといいながら(実際にはモノは一応できているのだけど)blogに書く頃には2月になるという毎度のパターン。

    スピーカーは箱型というのが一般的だけれど、その箱の中身はいろんな種類がある。今回は単純な密閉箱を作ることにした。
    詳しいサイトを見るとかなり多種多様な種類がある。

    比較的よく見かけるのはバスレフ型。ヘルムホルツ共鳴を利用し、限られたサイズで低音が出しやすい。今よくあるスピーカーを買うとだいたいバスレフ型となる。低音はドンと出るもののさらに低いところまではあまり伸びないらしい。

    古典的なスピーカーとしては密閉型がある。構造は名前の通りで作りやすい。バスレフ型のような分かりやすい低音は出ないものの、低いところまで伸びるという。
    コイズミ無線のページによるとこのDS-200FIIは大容量な箱にいれるべしと書いてあるので、狭い部屋においてもあまりに大きすぎない程度の50リットル箱を作る。市販品のスピーカーでバスレフ型を使っているので違いを聴いてみたいというのもある。
    • 板の買い出し&カット
    板はラジアタパイン集成材18mm。3x6サイズで3980円。静岡にチェーン店を持つジャンボエンチョーは木曜日に行くとキャンペーンで20カットまで無料なのだ(宣伝)。
    実際のところは知らずに行ったので得をしてしまったのだがスピーカー作りはカットをしてもらえばやることは大してないので助かる。
    実のところ50リットルになると3x6サイズ(1820x910mm)1枚では足らない。1枚だと35リットル程度のものになる。
    300x1000mmくらいのパイン材が余っていたのでそれも利用すると、だいたい50リットルになる。実際には3x6サイズで1.3枚分くらい使っている。

    ホームセンターではM5の鬼目ナット爪付きナット、M5のねじセット、すきまテープも買っておいた。
    • 板の穴あけ
    スピーカー用の穴は電動ドリルでホールソーを使い小穴をあけてから電動ハンドジグソーで切っていく。安いジグソーはそのまま使うと円は開けにくい。かんたんな支持板を作ると比較的狙った通りに開けられる。



    開ける穴は185mmで、このサイズなら直線用刃でも開けることができる。背面になる板にホールソーでスピーカーターミナル用の穴も開けておく。今回は50mm。
    スピーカーで埋まるので、円は多少いびつでもいい。バッフル面の後ろにスピーカーユニットを取り付ける場合は多少きれいにした方がいいかも。

    • ナットの取り付け
    バッフル面をねじ止めする形にするため、下穴をあけ鬼目ナットを挿入する。スピーカーを取り付ける爪付きナットもバッフル裏面に取り付けを行った。
    • 塗装
    塗装はとりあえず省略した。

    以下組み立て完成(仮)編に続く。

    2017年1月2日月曜日

    スピーカーをつくろう(ダイトーボイス DS-200FII購入編)

    年末年始は暇なので工作でもという人は多いかもしれない。自分も暇ということにしてスピーカーを作る。

    まずは中古屋さんにあったデッドストックっぽいフルレンジユニットを入手。まずはというかスピーカー作ろうと思っていたところにこのユニットが売っていたから作り始めたわけだが。
    1個@1080円。もともとの値段は@3349円とシールが貼ってある。新品もこの元値シールの値段でまだ売ってるようだ。



    コイズミ無線 ダイトーボイス DS-200FⅡ


    ダイトーボイスというメーカーは知らなかった。ぐぐると株式会社東京コーン紙製作所の製造だと分かった。正直その名前も知らなかった。ぐぐるとDS-16Fというスピーカーユニットがいい音で有名らしい。
    株式会社東京コーン紙製作所はスピーカーユニットをOEMするのが本業のようだ。

    ぐぐっても不思議とDS-200FIIを使っている人があまりヒットしない。お手軽な自作は16cmスピーカーが限度という感じだろうか。普通に考えてあえてこのメーカーを選択しないだけか。とりあえず自作と言えばfostexあたりになるだろうし。見た目は古いラジオに使われてそうな感じであえて選択するのにはちょっと勇気がいる感じはある。


    このユニットは最低共振周波数:56Hz 再生周波数帯域:fo~18kHz とあり、20cmにしてはそこそこレンジが広いのはダブルコーンなのが効いていそうだ。
    フルレンジとはいえ、おそらくツイーターを追加するのが良いだろう。

    何もつけないで素のままボーカルメインの曲を鳴らすと正直聴くに堪えない音がする(笑)。さしすせそが刺さるのは聞いたことあるけどボーカルの「い」の音が耳に刺さるという状況(謎)。
    振動版前後で音が打ち消しあっているので変な音がするのは当然といえば当然で、箱につける前にこれを聴いてしまうと箱を作るのを挫折するのかもしれないと思った。

    ということで箱をつくる編に続く。

    2017年1月1日日曜日

    あけましておめでとうございます2017

    ここは完全に放置しているblogですねえ。ことしはがんばります(棒読み)。
    良く分からない演出の紅白を見て、いく年くる年を見ていたら年が明け、このblogになにか投稿をしておこうかなと管理画面を開こうとしたところパスワードも忘れていました。

    鳥年なのでそれらしい写真など1枚。


    清水港 遊覧船にて。