なにかに文句を言ったり写真を撮ったり、ごくたまに修理(改造・破壊)記事を書くblog。

    2003年3月21日金曜日

    ノートマザー変換基板製作 - 富士通ノートマザー用(NB)



    ノートマザーがジャンクで売ってるのはずいぶん前から知ってたけど、興味を持ちつつも触る機会がちっともなく、半年ほどずるずるとGENOを眺めていた。だんだんと定価が高くなって行くのを横目で見つつ、ついに某チャットにて“(有)しまの商店通販部”に依頼してFマザーとアダプタを入手するに至る。同時に、使えそうなノート用CD-ROMコネクタも通販してもらった。

    で、最初は気力と根性でCD-ROM→IDE変換ケーブルを作った…のだけれどあまりにも不安な見た目と、ちょうどしまの商店通販部殿(って、ホントの商店じゃないよ・念のため^^;)に頼まれたと言う理由で、プリント基板を使ったCD-ROM→IDE変換コネクタを作ることにした。

    基板制作&面実装のズブの素人が作るにあたって、次の仕様を決めた。

    その1・部品の入手性
    その2・制作のしやすさ
    その3・低予算

    ということで、基板は入手しやすく誰でも製作できる片面基板にした。それによって配線が不等長になってしまうのは割り切って考えないことにする。

    とりあえずF二本線マザーに限定して作成したため、ノート側コネクタはスリムCD-ROMコネクタとする。
    スリムCD-ROMコネクタは、ジャンクで用途不明のリボンケーブルから同じ形状のコネクタを剥がして使用するものとする。

    新品ではこのpdf内のKX15-50K2DがスリムCD-ROMコネクタに近いと思う。
    もしかしたら部品単位で注文が可能かも知れない。…が、1リール1,000個とのこと。
    IDE側は普通の40ピンコネクタとする。

    基板はプリント基板工作キットでも作れるようにした。サンハヤトの“PK-6”などで\1,500程度。もちろん基板作りセットを持ってる人は不要。
    このキットは付いてくる基板が紙フェノールなのでガラスエポキシの感光基板なんかをついでに買ってきた方が良いかも。\600くらい。

    で、回路パターンを作るわけですが、ウチにはインクジェットプリンタしかないのでサンハヤトの“PF-3インクジェットフィルム”を買ってきた。というか、以前使ったものの残り。

    このフィルムは3枚で\1500くらいするので結構買うのに勇気が要る(爆)。こんなの買うより誰かにレーザプリンタを借りてOHPフィルムに印刷してしまった方が安上がりですな。

    さぁて、アートワークに勤しむわけですが、これがまたよくわからん。EAGLEなどの海外製はさっぱりわからないし、国内でもフリーのアートワークソフトは比較的細かいのには向いてない気がする。
    設計用ソフトと格闘している暇がなかったので、基板はadobeのイラストレータで作ることにした。これでも一応は整列機能があるのでランドなんかを整列させることはできるのだ。自動配線なんて当然やってくれないから、根性で線を引くのだ。

    うー。これは大変だぞ~、とコネクタ仕様とにらめっこしながら数日かけて完成したのが下の回路パターン。結果だけを見ればなんて事ないように見えるし、自動配線機能があるソフトなら一瞬なのだろうけれど、これでも時間がかかってるのです。
    見事に配線が不等長だけど、それは何とかなるものとしておこう。両面基板なら楽なんだろうなぁ。



    使う人もあまり居ないと思うけど、とりあえずデータを乗せておく。解凍するとai(イラストレータ)ファイルだけど、もし他型式の希望があれば変換して乗せる予定。

    cdtoide.lzh(3枚作成用)

    (2010.08.17追記:リンク消しました。おそらくもう居ないと思いますが、必要な人はメールください)

    で、早速フィルムに印刷して、蛍光灯で露光して、現像して、エッチング。

    うーむ。エッチングしすぎて、細い線が消えて切れてしまった様子。線が細すぎたか、それともインクジェットプリンタでは遮光性が今ひとつだったのか…でもまぁ、ズブの素人としては全体的には上出来(爆)。もっとも、シャープに印刷できれば上手くいくんじゃないかと。

    次に、基板の穴開け。ドリルでIDEの40個穴開け。基板用ドリルがあると楽ちんですな。

    さてさて、基板も完成したので製作にとりかかる。
    まずは、失敗して途切れたパターンの補修。3カ所ほど配線が切れていたのでジャンパして修復。

    次はCD-ROM側コネクタの取り付け。と、その前にこのフレキシブル基板から剥がさなくては。半田吸い取り線で半田を取っておいて、熱しながら剥がしていくとペキペキと剥がれてくれる。
    一番良いのは生コネクタが入手できることなのだけど…どなたか売っている場所や入手法わかれば、メールお願いします。m(_ _)m

    で、ピンをきれいにしてから半田付け。
    まずは左右の固定用ピンに半田付けしてコネクタを固定します。
    あとのピンは多めに半田を溶かしつつその半田だまりで素早くピンに触れていけば簡単に半田付けが出来る(爆)。IDEのピンも地道に半田付けして、設計段階からのジャンパも飛ばす。

    基板のサイズの問題として、マザーボード上のチップに基板が触れなくなるまで削る。そうしないと基板上のコンデンサなどを剥がす原因になる。というかちょっとギリギリに設計しすぎたかも。
    で、切れてしまったGNDラインをリード線で配線して完成。



    とりあえずこれで半田は終了。
    テスタできちんと繋がっているのか、ショートはしてないかを確認してノートマザーに付けてみた。



    とりあえず、ドライブをきちんと認識しました。(^^)v

    で、WindowsXPを仮に入れてみましたが、きちんとインストールが可能でした。(^^)
    うはは、地道にワイヤで配線するより時間がかかってるぞー→基板製作。って殆ど基板のパターン製作に割いた時間ですけれどね。

    そういえば、このマザーボードはATA33。
    多分、こんな不等長配線ではATA100が有効なマザーボードでは使用できないんじゃないかなと。AMD系のマザーは使用してないので分かりませんが、 ATA100なマザーボードでは動作保証しないということで(爆)。って自作変換基板に動作保証もへったくれもありませんが。

    試作品1つ、しまの商店通販部様からの依頼品2つを製作して変換コネクタ製作は成功裏に終わりました。
    しまのさんによると、きちんと動作しているようです。
    めでたしめでたし~(^^)ノ




    後日談…
    Fマザーボード系ページ壊してます。掲示板で基板配布をしてる人がいるというのを知ったのは既に基板を製作している辺りでした(爆)。どんな物なのかは分からなかったのですが…

    つい最近。
    cronoahさんのDUST AND DREAMSというページ内に、変換基板のページを見つけてしまいました。
    お仕事のついでに作られたそうなので、本職の方のようです。うはー、さすがにきちんと作ってあるなぁ。どうやらCD-ROM側ではなく、IDE側に付ける基板のようで。
    一御のコレと、cronoahさんのを使えばIDE機器が4台接続可能に…などと夢見てみたりする今日このごろ。共同購入募集に応募してみようかなぁ。


    さらに後日談…
    基板配布ってのは一御の勘違いでした(恥)。
    コネクタを配布していたのがcronoahさんのようです。いやぁ、基板写真があったもので……(以下言い訳が続く)


    注意

    ・ここに載せたパターンファイルの転載を禁止します。
    ・個人で使用して基板を製作するのは自由ですが、金銭が伴った基板の販売等に使用する事は禁止します。
    #ってこんなへっぽこ基板誰も使わないか(笑)。

    ・一御は本職でないので基板製作はしません。
    #本職が居るんだから一御には依頼はないだろう。
    #ある意味、依頼してくれたしまのさんはチャレンジャーです(笑)。