画面サイズは全然違うものながら(面積比1/4)、20インチのパネルが手元にある。だいぶ前にNECの一体型PCから取ったもの。
このVALUESTAR W VW700は、32インチのものと本体が共用で、32インチパネルの重さに耐えられるようにフレームが滅茶苦茶頑丈に出来ていてアホほど重い。フレームだけでもガスコンロ並の重さがあって、移動するのも一苦労。総重量は20インチブラウン管テレビより重い。
ねじの数が半端でなく、試作品レベルの作りの悪さに閉口。もともと電源不良でちゃんと立ち上がらず、NEC製のPCによく使われているTIGER電源がコンデンサ噴きまくり。そもそもネットバーストのセレロンPCを直しても使い道はない。家庭向け巨大デスクトップはコストダウンの対極にある作りをして、そりゃ実売30万円になるわけだと納得できます。
部品とりしたLG-Philips LC200WX1は、通常のHD、光沢、IPSで広視野角のそこそこまともなパネル。コネクタは30pinのLVDSのようです。これを手っ取り早くテレビにするにはテレビを購入するのが良いでしょう。パネルは規格化がされているはずなので、20インチで1366x768なテレビであればそれなりに互換性がありそうな気がします。
LG-Philips LC200WX1はSHARP LQ200T3LZ18というパネルと似たような仕様であった。サイズは同じ、信号コネクタも同じ、バックライトのコネクタ仕様が違っているけれどバックライト数は同じ5CCFL。そのパネルが載っている製品は何だ?と調べてみると、AQUOSのLC-20EX1というのが該当するような気がする。確証はなし。
AQUOSのLC-20EX1は2006年発売と古いためHDMI端子やPC画面の等倍表示機能がなく、中古相場も安い。完品中古はヤフオクで25,000円程度。もちろん動作品を買っても仕方がないのでパネル割れを探すと、4,000円程度で取引されている。仕様が古いとはいえ発売後まだ4年。構成部品的には何とかなる範囲だ。この機種は常時ビデオアウトから信号が出力される仕様になっていて、もしパネルが使えなくても最悪チューナーとして使える。こんなでかいチューナー嫌だが。
早速、LC-20EX1を落札。紛失扱いで取り寄せれば2000円するB-CASがおまけでついて来たのがうれしい。ただしリモコンが無い。到着後、電源をつけると幾何学模様が画面に出力されるのを一応確認。分解してみるとやはりよく似たパネルだ。マウントするネジ位置まで同じ。ということは、今回の修理はパネル交換で済むのか?