
2001年12月23日にゲット。買うときに「“全く”動作しませんが宜しいですね?」とか言われたが、それって某オフで買うときの店員のおきまりの言葉なので気にしないのだ。
(この文章MDP-405買ったときと同じやんけ^^;)
というわけで、ハードオフ巡回で見つけたのはPioneerのCLD-05。なんというか最廉価機種って雰囲気、なぜならデジタルメモリがありません。はうぅ~静止できるLDデッキが手に入るのはいつの日かなぁ。でも、静止して見る事ってほとんどない気がするけどね(^^;
特にスペックを語る機種でもないようで、ネットで検索すると当時で言えば多少は映像S/Nがよかったらしい(53dB?)、CLV特殊再生不可、静止ができないから速攻売った、動作音がちょっとうるさい等々、否定的な意見ばかりが目立った。
でもこの機種は両面再生機です♪ただそれだけがMDP-405から乗り換える利点なのだ。MDP-405使ってると両面再生機って憧れでしたから(笑)。
上の写真だとみょーに汚いけど実物はかなりキレイな美品だ。しかし所詮どうあがいても不動品。推測するに「このデッキもう使ってないから売っちゃお~っ」とろくに確認もせずに持ってきた人がいてハードオフにて故障が発覚。「えぇー故障してるんですか!?」と言って見るも「まぁ要らないから置いてっちゃおか」、ということで非常に安い価格で引き取られたってなことなのだろうと。いや、全然根拠はありませんが。
さてさて、修理といきましょう。
経験的に「新しくて扱いが丁寧だったようなLDデッキ」の場合、簡単な故障の場合が多いです。まずはゴムベルトの伸び。…というか、まさにこのCLD-05もゴムベルト部が不良なだけに過ぎませんでした。

実際には、ゴムベルトは伸びてもひび割れてもいませんでした。トレイのギアに塗られているグリスが飛び散ってプーリが空転しているだけ、ゴムベルトが滑っているだけだったようで。なんとも簡単な故障でした。
ゴムベルトは外して洗剤で洗って脱脂し、油まみれのプーリの方も油汚れ用洗剤を含ませた綿棒で拭って油分をふき取ります。その後きちんと洗った手でグリス部分に触れないように慎重にゴムをかければ完了です。これで修理できちゃいました。(笑)


レンズもコネクタも光ってます。
それにしても何なのだろう、このデッキ…。使った痕跡がほとんどないんですよ。筐体は傷一つ埃一つないし、ピックアップレンズは光り輝いてるし、出力ピンも光ってるし挿したような傷も見あたらないんです。もしかして未使用?…ってんなことは無いですよね。(^^;

コネクタは一通り揃ってます。どれもピカピカ。
デッキは入手したけどほとんど使用せず、保存していた環境もものすごく良かったとしか思えません。はっきり言って非常に良好なジャンク品。大当たりです~(^^)
今回のデッキは1000円での購入&実用となりました。ただ一つ心残りは、リモコンが発見できなかったことくらいかな。