地デジやBSを録画していると、テレビの放送ってのはいかに電波の無駄かがよく分かります。
ギガバイト換算で適当に考えると1時間7.5GB、休止を除いて20時間としても1日150GB、この田舎でも6チャンネル分で900GB、BSの11チャンネル分を足したら2500GB分くらいの情報が垂れ流し。他にもCSとか色々あるけど1日数TB分の情報が空から落ちてくるわけです。
よくあるHDDレコーダーの500GBなんかあっという間に埋まるわけで、空のメディアにどんどん移動しないとすぐに埋まってしまうことに。
PCでもPT1の録画TSファイルはなかなか面倒な容量になります。そこで、PS3で再生できる形式で容量が半分くらいになればいいなと思いつつ、AVIVOでAVCに変換をしてみました。
・使ったいろいろ
Radeon HD 4850、Athlon64X2BE 5000+のPC
A's Video Converter(Blueskyのホームページ)
ATI AVIVO、その他、ぐぐればエンコードに必要な色々なツールが出てきます。詳しいサイトも山ほど出てきますので割愛。DirectShowフィルタとかが少々ややこしい。
Geforce系のビデオカードでもなんだかんだやればAVIVOとA's Video Converterは使えるそうです。正直よく分からず動かなかったのでさくっと諦めて安価になっていたRadeon HD 4850を買ってきました。いいかげん古いカードですが、さらに古いカードばかりの我がPC群では一番の性能です。
初期設定にある720pのAVCで3GBの30分番組が1GBになりました。かかった時間は15分程度。
ぱっと見、画質はそれほど大した違いがあるとは思えません。不満があれば1080pとかビットレートの調整とか色々試せます。
エンコードは気の遠くなる時間がかかった記憶があるので果たして実用になるのかってのは杞憂でした。これなら意外と使えるという印象。
2TBのHDDが7千円ちょいになっていて、足りなくなったら買い足していくのが手っ取り早いとはいえ、この時間でここまで小さくなるなら圧縮してとっておくのが良さそうです。
と、ここまでは良かった。
AVCの出力ファイルが2GB以上になるとファイルが壊れるという致命的な不具合があるようで…2時間番組などをmp4にエンコードするとことごとくファイルが壊れます。
ついでに、TSファイルによってはエンコードが進まなくなるものもあって、なんだかなぁという感じ。これでは30分番組専用エンコーダじゃないかと。
↓(以下追記)
と書いたあとで、H.264のaviならいいのか?と、mp4ではなくaviに出力してみたら出力できました。8.5GBの1時間番組で3.5GB程度に。この辺りは解像度とビットレートで変えられます。
よく分からないのは、なぜかmp4よりaviのほうが再生がやたらに重いという点。
もう一つはやっぱりエンコードが全然進まないファイルがある点。5.1chや二重音声のファイルのような気がするのでおそらく設定の問題だろうけど、まだ色々調べる必要がありそうです。
お手軽にエンコードするには実用的に速いので、AVIVOはおすすめできますよ。
次の記事:エンコードの作法 - わけてつぶしてくっつける
タイトルに反して仕事にならない修理・改造・破壊記事を書くジャンクなblogです。
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