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    2019年7月13日土曜日

    オーディオアンプの修理をしてみる(TA-F333ESXを弄って壊す編)

    今回はオーディオアンプの修理をしてみる。今までアンプはよく分からないので敬遠していた。お手頃デジタルアンプに飽きたので、昔ながらのアンプを弄ってみようという程度の動機。

    ジャンク品を見ていると80年代のソニーのアンプがお手頃に入手できそうで修理して遊ぶには最適そう。ソニーのこの時代のアンプは比較的シンプルな回路らしく初心者向けと言える。他社の凝りに凝った回路のアンプは意味不明な領域になっているものが多いらしく、初心者の自分では手に負えないだろうと思った。

    入手してきたのはTA-F333ESX。欠点はノブがひとつないのと、プロテクト解除せずの症状。TA-F333ESXはヒット商品らしくそこそこ見かける機種だ。
    まず、プロテクト解除しない症状は出力のオフセットを測ってみると本来の0Vに近いはずが12.88V/0.06Vになっていた。これはとりあえず確認のみ。

    この個体は一度修理を試して諦めているようで、電源スイッチのランプが謎な付け方になっていた。ランプが点灯しないので電球をLEDに交換してみたようだ。12Vの電球を使うところに抵抗を入れずLEDを3個直列にしていた。この付け方ではLEDが焦げるだけかも。計測したら3個中2個が破損していたので全て撤去して交換。
    (以下修理中に撮ったしょぼい写真が続きます)


    用意できた12Vのムギ球が小さかったため、カバーに足を通して半田付けという苦肉の策。上の写真では緑色しかないが、赤色のカバーのついた古い電球は奇跡的にシャーシの底から発見された。


    修理一覧

    • ハンダ付けなどがしにくいため分解。
    • 各あやしい部品のチェック。
    • 抵抗値が増大していたヒューズ抵抗を全て交換。
    • 全ての基板でハンダ付けの手なおしを行った。
    • 再組立て。
    オフセットのずれは一部使われているヒューズ抵抗の抵抗値が増大することによって起こるようだ。下の画像ではヒューズ抵抗が茶色く変色している。


    チェックしてみると断線が確認できた。


    怪しい抵抗値のヒューズ抵抗をそれぞれ新品に交換(ヒューズ抵抗はRSオンラインで売っていたものを使用)。小さく見えるがこれでも1/2W型。


    熱を持つトランジスタを中心として半田割れがある。全体的にハンダが薄くハンダは全て修正を行った。


    修理後組み立てて電源を入れてみたところプロテクトリレーは解除された。オフセットとバイアスの調整も問題なく行うことができた。
    しかしプレーヤーをつなぎ、スピーカーを繋いだ際に盛大なハム音が出る。原因が分からないままこねくり回していたため、以下の失敗をした。

    (失敗その1)

    ボリュームからAクラス段の入力のケーブル接続を忘れて電源をオンしてしまい、プロテクトが解除されたときにスピーカーからパンと破裂音がして再度プロテクトがかかった。ボリュームが未接続の状態で動作させてはいけないようだ。

    (失敗その2)

    テスターで基板各部を測っていたらショート事故をしてしまった。どこを当てたのか不明ながら一瞬のうちにショート音と共にメインヒューズが飛んだという致命的な失敗だった。修理できかけたのもつかの間、かなり間抜けな状態に。
    自分で壊してしまうというのは結構凹むもので壊した以上ちゃんと修理したい。

    ということで、オーディオアンプの修理をしてみる(TA-F333ESX追加修理編)に続く。


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