
今パソコンでいろんなゲームができる。それは何故かというとエミュレータなる代物が普通に公開されているからなのだ(ROMについては違法云々とのご意見もあるでしょうが)。あとはエミュレータでなくとも同人ソフトなどで格闘ゲームなどもいろいろあるのだ。それが意外と面白かったりするのも事実。
しかし一つ問題が…。それは格闘ゲームなどもキーボード、もしくは使いにくいパソコン用ゲームパッドでやらなくてはいけないと言うことなのだ。格ゲーなどと言ったら個人的にはアーケードスティックでないと手が付いていかない(これでも付いていけてないのだが^^;)ということもあり、パッドでは全くやる気がしないのであった。
まぁ、市販製品としてはプレステ用コントローラをパソコンでも使えるように変換するモノがあるがそれはそれで結構な値段がするだろうと思う。
ではどうするか。
そーだ、直にUSBで繋げちゃおう~
話は至って簡単。980円で買ってきたまま、一度だけ使われてその後全く使われていることのないUSBパッド(JY-P24Uというサンワサプライのパッド)の中身をこれまた500円で買ってきたセガサターン用のバーチャスティック(HSS-0136)につなぎ変えればいい。簡単でしょ?
もちろん、USBに繋ぐことのできるパッド用チップがあれば一から作ることだってできるだろうけどそんなモノそこらの部品屋に売ってるとは思えないので(売ってるかも知れないけど^^;)この方法が誰にでもできるし一番簡単。

で、早速作ってみました。
配線材はジャンク箱あさって見つけた線の切れ端なので色は特に意味はありません。というか、コレを解説してもあまり意味ないですねぇ。パターン読むのも片面基板なので間違える人もいないでしょう。
とにかく、パッドの上下左右、ABCXYZ、LRに対応させるようにボタンを配線すれば良いです。中学校の技術家庭レベルで十分に対処可能ですね。(^^;


このパッドに使われていたチップはCY7C63000A-PCとかいうモノでした。マークはCの中に木の絵が描かれていますがあまり見たことないですねぇ。でも、サーチしたらCYPRESSというメーカのチップのようです。以下、このチップの仕様です。
The CY7C630/1XXA is a family of 8-bit RISC One Time Programmable (OTP) microcontrollers with a built-in 1.5-Mbps USB Serial Interface Engine (SIE). The microcontroller features 35 instructions that are optimized for USB applications. In addition, the microcontroller features 128 bytes of internal RAM and either 2 or 4 Kbytes of program memory space. The Cypress USB Controller accepts a 6-MHz ceramic resonator as its clock source. This clock signal is doubled within the chip to provide a 12- MHz clock for the microprocessor
Conforms to USB 1.5 Mbps Specification, Version 1.1
8-bit RISC microprocessor
128 bytes of RAM 2 Kbytes of EPROM (CY7C63000A, CY7C63100A) 4 Kbytes of EPROM (CY7C63001A, CY7C63101A)
Integrated USB transceiver
Special purpose I/O mode supports optimization of photo transistor and LED in mouse application
Maskable Interrupts on all I/O pins
8-bit free-running timer
Watchdog timer (WDT)
Internal power-on reset (POR)
Instant-On Now™ for Suspend and Periodic Wake-up Modes
Improved output drivers to reduce EMI
Operating voltage from 4.0V to 5.25 VDC
Operating temperature from 0 to 70 degree Celsius
このチップは1.5MのUSBインタフェースエンジン(SIE)の組み込まれた一度だけプログラムの書き込める(OTP)8bitRISCチップだよーん。(意訳)
とか書いてありますので、基本的には1度だけ内部に何かプログラムを書き込むことができる汎用チップでそこにゲームパッド用情報を書き込んでパッドに仕立て上げてるようですね。ということはこの生のチップ買っても何か書き込まないとゲームパッドにはなり得ないみたい。あー。そこまでの技術力はないです。偽技術者ですから(笑)。
あ、そうそう、右の写真はちょうど線材を止めておく部分が同じ形だったのでへんな穴があかずに済んだと言う写真です。(^^;
とりあえずこれで遊んでみていたり。(笑)

しっかし、古いなー。’98だよコレ。(爆)
しかも自分は滅茶苦茶下手だと言うことを思い知らされました。(笑)
もちろん他にもパッドが使用可能なゲームならぷよぷよだろうと何だろうと遊ぶことができます。まぁ、レースゲーなんかにも使えますが…やっぱりそういうのはパッドの方がいいかなぁと。
あ、そうそう、表面の鏡面加工みたいな濃い青のパネルはインクジェット用のバックプリントフィルムをコントローラの形に合わせて印刷しただけです。あとはうまく切って一緒にネジ止めして完成です。
元々付いてる紙はあまりはがさない方がいいみたい。糊が異常に強力でベトベトで最悪。kure556で溶かさないと剥がれません。この糊を剥がすのに2時間以上(涙)。
今回のお会計。サターン用バーチャスティック(HSS-0136)&USBパッド(JY-P24U)にて1480円と相成りました。配線材はタダです。
こういうアーケードスティックって結構高いからコレは意外とお得です。(^^)
誰にでもできる改造ですので、パソコンでアーケードスティックが使いたい人で、もしバーチャスティックなんかが安価で手に入ったらやってみるのも良いかも知れませんよ~。
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