
ホームセンターなんかでよく見かける船井電機のテレビデオな機種です。だいたいのホームセンターではこの14インチ、モノラルな代物が2万円弱で販売されてるようですね。
そんな値段が相場らしいのですが、こいつは壊れてるだけあり某ハードオフで100円にて捕獲したもの。
症状は「VTR走行NGの為、少しすると電源落ちます」(注意書き)とのこと。カセット部をのぞくとカセコンが変な位置にあります。年式は98年で比較的新しいです。

でもまぁ100円なら、と買ってみることにしました。
支払いの時店員さんが苦笑い。
店員「あー、…これ買われるんですか?^^;」
一御「うーん、たぶん直せるんじゃないかと」
店員「やっかいですよ、これは」
一御「え、まじっすか^^;;」
って感じの会話をして買いました。
やっかいですよこれは、ってのが気になりますが(笑
そーいえば、今回内部写真撮るの忘れてます。申し訳ないです。
持ち帰り、動作確認。…確かにVTR部の異音がして10秒程度で電源が落ちます。
でも、カセコンが変な位置にあるだけで、それが動作検出カムの動きを妨げてるだけのようです。
とりあえず分解。テレビなので内部の帯電で感電死する可能性が高いので金属部分とかコイル部分なんぞには触らないようにします。この場合、ゴム手袋なんかは役に立ちません。はっきり言って極力触らないように作業する方が良いです。つーか普通はテレビは絶対に開けない方が身のためです。
ビデオ部は固定されることもなくただテレビの下にはまってるだけなので簡単に取り出せました。
やっぱりカムがヘンです。で、よく分からなかったので、(ぉぃ)えいやっ、と変な位置にあるカセコンを手で動かします。(笑
ガキィン。
と、いうわけで、引っかかり解消。(ぉ
これできちんとテープも吸い込まれるし、電源も落ちなくなりました。
ビデオも再生され…?あれ?
滅茶苦茶なノイズまみれ。
あちゃー。ヘッド死んでるかなぁ。
と思ったけど実は長時間使ってなかったのでヘッドに埃が詰まってた(?)ようでヘッドクリーニングテープを使ったらきれいな画像が出ました。
この時点で勝ったも同然。(笑
はい。修理完了です。


デジタルトラッキングとタイムカウンタをうたい文句にするなんてまさにコストダウンも瀬戸際な感じですねぇ。モノラルですし機能が非常に少ないのを物語ってます。
精度もあまり良くないようで、ビデオ画像は縦線がかなり揺れます。TBCな画像に慣れてるとちょっとつらいものがありますね。
実はまだ不具合があって、回転抵抗の大きいテープを使用すると保護機構が働いて電源が落ちます。たぶん内部に多用されてるゴムがのびのび&バネがへたってるようで。
まさかこのことじゃないとは思うけど、店員さんの「やっかいですよ」がホントのことになってしまいました。(^^;
動作検証してみましたが中央部のなんという場所か知らないけど、バネで押さえつけた摩擦で動力を伝達する部品が空回りしてるようです。これが空回りするとテープが出たままになってグシャグシャになる様子。
でも、この機種の補修部品セットなんかまだあるのかなぁ。壊れたら買い換えを進めるようなランクの機種だと思うけど…(^^;
って、最低部品保有期間ってのがあるからまだ部品はあるでしょうけどね。そういえばこの機体、結構修理歴があるようです。キャビネットの内側にぺたぺたと修理歴シールが張ってあったので。たぶん何回も修理したけどまた壊れたのでついに持ち主がブチ切れてハードオフに置いてきたんだろうと思います。(笑
また暇になったら船井電機にでも問い合わせしてみたいと思います。でも、テレビだけだとしてもなかなかお得でした。

隣のあの子はおおつか美人~♪
発色も良く、このクラスとしてはいい感じです。このテレビデオは帰省時に自分の部屋でテレビが見られるようにと自宅に置いておくことにしました。(^^)
2001年10月08日追記:
毎回、帰省時に調子を見てるこのテレビデオですが、妙なことにいつの間にか正常になっていました。(^^;
なぜか、どんなテープでも一時停止早送り巻き戻し、どんな再生をしても電源が落ちなくなってました。コレじゃ直しようがないじゃーん。
それで、電子部品の熱暴走かと思って耐久テストしてみた(天空の城ラピュタ、平成狸合戦ぽんぽこ、風の谷のナウシカ、あーんど、もののけ姫メイキング^^; ←何で全部ジブリやねん)。合計6時間くらい。
これでも、落ちない!(笑)今までにない異常な耐久性を見せました。
いいや。動くなら(完)
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