この D-102ACMは12cmと2.5cmスピーカーの組み合わせの比較的小さいものだ。小さいながらも重量は5.3kgあり、板厚もあり小型コンポ用としてはかなり剛性感のある箱。 ターミナルも太いケーブルが繋げられる。
本棚に1997年のオーディオベーシック夏号があった。そこに D-102ACMの広告が載っていたが、サイズ関係なくいい音が聞けるというのがコンセプトのようだ。
ちょうどこの頃のオーディオはバブル崩壊後の苦しい時期のためか?、比較的地味な印象。 97年辺りはDVDが登場し、DVDプレーヤーやサラウンドアンプなどが主流になっていく頃だろうか。
97年当時はまだ日本の各メーカーが価格帯ごとにしっかりと製品を作り分けて販売していたようで、ダイヤトーンとかケンウッドとかソニーもまだそれなりに元気だった頃。15年経って、オーディオベーシックも廃刊になったとのこと。
最近はスピーカーユニットがおまけでついた雑誌
さて、エッジの不具合はエッジを張り替えるのが一番なのだが、今回は手抜きをしてユニットを交換した。要するに別のスピーカーになっちゃったということだ。「(手抜き編)」なだけあって超手抜きである。
ユニットは同じONKYOのD-S7GXから拝借した。 エッジを買うよりハードオフでスピーカーを買ったほうが安く、左右ペアで1080円であった。
さっそくD-102ACMの箱に収めた。D-S7GXの白い「A-OMF振動板」ってのが何となくかっこいいのでこれはこれでいい感じ。ユニットの周りや穴位置が合わないので、少し削って穴も開けなおし収まるようにした(元のユニットも収まる)。
音は・・・まあまあいいんではないでしょうか。低音もそこそこ出る。とはいえ、元のユニットのほうがやはりいい音な気はするので、D-102ACMのユニットはそのうちエッジを直すことにしたい。
同じユニットでも、D-S7GXの箱よりD-102ACMの箱のほうがスカスカ感がないのは面白いものだ。これでも十分楽しめてしまうのだけれど、オーディオ好きの人からしてみればバカな改造しているなあといった感じだろうか。
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