インテルのチップセットに欠陥があったそうな。
チップセット「6シリーズ」の欠陥で出荷が停止しているわけだが、内容は以下のものらしい。
>1)インテル6シリーズのチップセットに欠陥あり。
>2)その欠陥はSATAコントローラに関係していて、I/O性能が低下する場合があるよ。
>3)1月9日以降に発送されたチップセットに問題あり。
>4)OEMと協力して交換にあたる。
>5)改善済みのチップセットは2月下旬に発送し始め、4月には改善済みのすべてのチップセットを発送し終えたい。 (2chスレより引用)
何とかしないと製品出荷ができないので、富士通はこう考えた。
・なぜ富士通は他社に先駆けてPCを再出荷できたのか?という記事。
結局のところ、欠陥チップセットをそのまま使うという対処法にびびる。ついでにがっかりする。具体的には不具合の出るポートは使わないで大丈夫そうなとこにつなぎ直す修正を行っただけという。全ポートが端子として出ている自作用マザーボードでは考えられない方法だ。
>不具合が発生したチップセットも当該ポートを利用しなければ問題がないことが分かり、同チップセットの出荷も再開(上記記事引用)
不具合の中に、そのうち使えなくなるっていう微妙な表現があるわけだが、これで問題なく保証できるのだろうか。1晩のランニングテストで「いける!」と確信できたのがよくわからない。該当ポートでなくても、待たないとわからない不具合って点が。
Pentium4時代のインテルチップセットで、USBポートが死にやすいものがあった。すべてではないが、長いスパンでそのうち死ぬ不具合は、保証が切れた後のことを考えるユーザーとしては困る。
>3月10日以降となっているのに対して、富士通は他社に先駆けて、2月26日から再出荷することになる(上記記事引用)
不具合のないチップセットの出荷を待つのと、基板に手を入れて不具合チップセットをそのまま使うのとでは12日の差だ。メーカーとしては12日も待てないし12日で売り上げは全然変わるからこうしたのだろうが、すべてメーカー側の都合である。
この対応で不具合が出ないとしても、それを Made in Japan だから対処できたって言うほどのことだろうか。基板の生産は特急の料金上乗せだ。ベトナムで。
ユーザーは、一部機能が死んでいるチップセットを間に合わせで製品に使われて同じ値段で買わされる。ユーザーは全く不具合のない新ステッピングのチップセットを望んでいる。そこに、不具合のあるチップセットのポートを制限したものを積んだノートが「不具合対策済み、春の新機種」として売られるのだ。
消費者の心理的には不具合のないチップセットが搭載されているPCの出荷を待ってから他社と購入検討するものだと思う。初物は様子見したいもの。一晩のランニングテストが信用できる人は少ない。それより、2週間待ってもきちんとしたものを選びたい。
(ただ、インテルが不具合バージョンの出荷決定したということはポート削減したものを富士通以外もノート等のポート数が少ないPCでは使うはずで、なかなか選べないかもしれないが。)
パソコンの部品のパッチ当てなんて当たり前かもしれないけれど、ユーザーからすればたった12日のために不具合品の再利用をMade in Japanの底力と言われてもどうなんだろう。インテルのせいとはいえ、なんかこのMade in Japanはうすっぺらい。
愚痴だけではアレなので、こんなのも。
・“自虐”日本に驚く世界のエリートたち
海外の人には完璧を求めない寛容性がある。自分みたいな人がいるから日本は足を引っ張り合っていくわけだ。
まぁ「こまけぇこたぁいいんだよ!!」という日本もどうかと思うが。
タイトルに反して仕事にならない修理・改造・破壊記事を書くジャンクなblogです。
2011年2月27日日曜日
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