タイトルに反して仕事にならない修理・改造・破壊記事を書くジャンクなblogです。

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    2010年8月7日土曜日

    地デジチューナー DTV-S100 を買ってみた

    テレビをエコポイントで買い換えた人は多いと思います。
    エコ替えも無意味とはいいませんが、ブラウン管テレビもチューナを取り付けて使い続けることが廃棄物を出さないことに繋がるわけですよ。まだ映るんだし。買い換えるのはCRTの電子銃が死んでからです。
    エコエコ詐欺のためにまだ使えるテレビを捨てるのはバカな事と理解しないといけません。←40インチの液晶を買おうと血迷ったくせに

    買ってみたバッファローの地デジチューナーDTV-S100はコンポジット端子だけついた簡易なチューナー。接続も電源とアンテナと映像をつなげれば終わりで簡単です。

    とはいえ、高齢者の方や電気に不慣れな人にはまだ敷居が高い感じ。デジタル故に設定が必要で、決してぽんと付ければ終わりではないのが難です。配線関連もビデオデッキなどが別に付いていると混乱するかもしれませんし。
    最初の起動で地域を選ぶ画面をあらかじめ表示するとか、設定済み機器の販売とかを行うといいんではないでしょうか。

    画質はかなり良いです。コンポジット接続(黄色い端子)なのでまったく期待していませんでしたが、逆にコンポジットでこんなに良い映像が出せるんだというのが率直な感想。
    元々の地デジ放送解像度をうまくコンポジットに落とし込んだという印象で、これならS端子が無くても十分だと言えます。NTSCのコンポジットが50年以上もの長きにわたって第一線にとどまり続けた実力というか、その辺がなんとなくわかる気がします。

    どこまで画質を求めるかによって印象は変わると思いますしHDな画質は当然無いのですが、SDのブラウン管で見る高画質というレベルは満たしていると思います。ちなみに視聴は28インチのPanasonic TH-28MW1。内蔵アナログチューナーよりは格段にきれい。

    そして、このチューナーはワイドテレビ向け画角の16:9出力ができるため、ワイドテレビがようやく意味のあるものになりました。
    90年代の終わりから10年くらい、なぞの規格ワイドテレビが流行。放送自体は4:3のため、ズームするかゆがんだ映像しか見られないという代物です。
    一応ワイドクリアビジョンとかのワイド向け放送も一時期あったにはあったのですが、ワイドテレビの流行が終わるとメーカーはまた4:3のテレビを売り出したりして迷走していた時期がありました。
    で、10年経ってやっとその機能が生かされることになってきたというわけで。当時ワイドテレビを買った人は時代を先取りしすぎといえるでしょう。寿命が尽きるころにやっとこさ活路を見出せたという状況。



    画面表示はシンプルでフォントもまともで好感が持てます。チャンネル切り替えはテレビ標準のアナログチューナよりは遅いですが、慣れの範囲でしょう。我慢できないほど遅いわけではありません。

    ひとつ気になるのが、付属リモコンでテレビ電源と同時にチューナー電源を入り切りできるようには出来ない点。単純にそれぞれの電源ボタンを押せば良いんですが、テレビ見てなかったらチューナーも要らないわけで、1ボタンで同時に入り切りできるのが理想だと思うのですが。テレビの電源を入れ、チューナーの電源を入れ、という一手間が余計になるのが違和感なので、その点だけが気になるところ。

    消費電力は最大4Wとのことで、上面がほんのり熱くなります。つけたままにすると、蛍光灯の豆球を点けっぱなしにするような消費電力です。気にする人は気にしますが、そこまで気にしなくても良いといえば良いような気もします。

    このチューナーは、全然期待していなかったものの、ほとんど希望を満たせた感じでお買い得です。千円安いD社の韓国製のはだめだめみたいなので、このチューナーはこの価格帯としては出来が良いほうなのでしょう。

    外付け地デジチューナーの比較をしたいけど、何個も要らないので誰かやってくださいな。
    いろんなメーカーが出してますが、バッファローのは細かく差別化してうまくラインナップができている感じ。メルコがいつの間にかまともなチューナーメーカーになっていて驚きです。









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